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スポーツ選手を支えるマウスガードとお口の関係

2020年に開催される東京オリンピックが刻々と近づき、スポーツへの関心が高まっています。そんな中、スポーツ選手の間で注目されているものがあります。それが「マウスガード」です。

 

マウスガードといえば、ボクシングやラグビーの選手らが装着しているイメージが多いのではないでしょうか?ところが、最近では野球や卓球、スキーなどの様々なスポーツで使う方が増えています。そこで今回は、マウスガードの役割やメリット、歯科でオーダーできるマウスガードについて皆さまにお伝えします。スポーツを安全に楽しみたい方、ケガを防ぎたいとお考えの方は是非ご覧ください。

 

■マウスガードとは

マウスガードは口腔内を保護し、ケガの防止を目的とした装置です。スポーツ中は、様々なケガのリスクが高まります。マウスガードを装着することで、歯が欠ける、唇が切れるなどの口腔内の損傷を防ぐことが期待できるのです。また、頭に受けた衝撃による脳のダメージ、脳震盪のリスクを減らす役割もあります。

マウスガードにはこのような効果が期待できるため、安全にスポーツをおこなうためにも、様々な競技で使用されるようになったのです。

 

 

■マウスガードのメリット

マウスガードには様々なメリットがあります。

1.口腔内の損傷を防止する

転倒や衝撃により、歯が脱臼したり、欠けたりすることがあります。マウスガードは歯をしっかり覆うことができるため、そのような外傷のリスクを減らせます。

 

2.顎関節の保護

スポーツ中は力を入れる瞬間に歯を食いしばるため、顎関節には大きな負荷がかかります。奥歯がすり減ると、咬み合わせの不良から顎関節症になる恐れもあります。マウスガードにより、顎関節にかかる力を分散し、負荷を減らせるのです。

 

3.脳の保護

頭部に衝撃が加わりやすいサッカーやボクシングなどは、脳震盪が起こりやすく、脳にダメージを与える恐れがあります。しっかり噛むことで、マウスガードがそのような衝撃を吸収し、脳を保護するのです。

 

 

■マウスガードのデメリット

慣れないうちは、マウスガードの装着によるデメリットもあります。

1.呼吸がしにくい

マウスガードの厚みによっては、呼吸を妨げる原因になります。

 

2.発音しにくい

お口や舌の動きが制限されるため、うまく発音できない場合もあります。

 

3.顎が痛むことがある

自分のお口にしっかりフィットするマウスガードでなければ、お口周りの筋肉が疲労し、顎関節の痛みに繋がることもあります。

 

 

■歯科で自分専用のマウスガードを作る

当クリニックでは、歯科でマウスガードを作ることをお薦めいたします。

市販品のマウスガードは、自分の咬み合わせや歯型に合わせることが困難です。なぜなら、お湯や冷水を使って自分で形を整えるタイプや、既に形が決まっているタイプが多いからです。

当クリニックであれば、自分専用の「カスタムメイドマウスガード」のご用意が可能です。咬み合わせや歯型など、口腔内の状態を診断し、それをもとにマウスガードを作製します。素材は、赤や青など、ご自身のお好みの色をお選びいただけます。そして、できあがったマウスガードを装着した状態で、咬み心地や違和感をチェックし、さらに調整。最終的にご自身のお口にフィットし、しっかり噛めるマウスガードをお使いいただけるのです。

 

 

■まとめ

スポーツをしていれば、ケガをする可能性は誰にでもあります。しかし、ケガをすれば治療しなければならず、スポーツを続けることができません。そんな心配も、マウスガードが解決してくれることでしょう。

スポーツ中はマウスガードの装着により、ケガの防止とパフォーマンスの向上も期待できます。安全にスポーツを楽しむためにも、当クリニックでは、歯科で作製するカスタムメイドマウスガードをお薦めしているのです。ケガを防止し、マウスガードを作製してみてはいかがでしょうか?

ゆざわや歯科は、スポーツを楽しむ皆さんを応援いたします。マウスガードに関するお問い合わせは、当クリニックまで何でもご相談ください。