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歯周病について

宇都宮市オリオン通りの歯医者ゆざわや歯科クリニックです。

本日は歯周病と体の仕組みにについてお話させていただきます。

歯周病とは、歯と歯ぐきの隙間の歯周ポケットに歯周病菌がたまり、歯ぐきの内部で炎症が起こる細菌感染症です。

中高年から病気と思われがちですが、厚生労働省の調査では、15歳以上の3人に1人が歯ぐきから出血するほどの歯周病を患っていると報告されています。しかも症状が進行すると、歯周組織に炎症が広がり歯を支える歯槽骨が溶けてしまうこともあります。歯周病の予防には、毎日のセルフケアと歯科医師による定期的なプロケア(いわゆる定期検診)が大切であると言われています。

また、歯周病は歯やお口だけでなく、全身の病気と関連していると多くの研究結果が発表されています。

例えばm歯周病のもととなる細菌の中には「プロテアーゼ」と呼ばれる酵素を出して口中の粘膜細胞を破壊しウイルスの侵入を助ける特性を持っています。また、お口の機能が弱ってくると食べ物が食道ではなく気道に入ってしまう「誤嚥」が起こり一緒に入った歯周病菌によって肺炎が引きおおされることもあります。

歯周病は侮れないのでご注意ください。