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口腔の健康状態による血圧への影響について

宇都宮市オリオン通りの歯医者ゆざわや歯科クリニックです。

75歳以上の約70%が高血圧と言われますが、食事の接種内容と高血圧との関係は広く知られています。

口腔の健康状態が食事摂取内容と血圧にどのように関係しているか?

この点について、兵庫県立医科大学と新潟大学大学院医歯学総合研究所の研究により、食品を嚙み砕く能力が高いことは、高血圧に対して予防的な食生活を維持する上で極めて重要である可能性が示されました。

とくに、奥歯がなくなった高齢者の方は、高血圧のオッズ比が1.72倍と有意に高いことが明らかになりました。

2018年の国民健康栄養調査によると、60歳以上の約25%が咀嚼機能の低下を訴えているそうです。

歯を失った人は、柔らかく噛みやすい食べ物を選び、食物線維が豊富で栄養価が高い食べ物を避ける傾向にあります。

健康な口腔状態を維持しながら適切な食事指導をしていくことが高血圧の予防となり、健康寿命延伸に繋がるだろうと言われています。