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認知症と歯の関係。

今年の2月に発売された週刊分春の記事にもありましたが、歯の健康と認知症は密接に関係しているようです。
神奈川歯科大学の研究でも、「自分の歯が20本以上ある」と回答した人よりも、「自分の歯がほとんどなく義歯を使用していない」と回答した人のほうが認知症のリスクが1.85倍上昇することが明らかになったと述べています。

これは、歯の喪失によってそしゃく能力が低下し噛むことによる脳への刺激が少なくなるために、脳の認知領域の退行性変化が起こり、認知症になりやすくなる可能性があるためであると思います。
また、そしゃく能力の低下によって噛みづらい生野菜を避けるようになり、それらの摂取が減ってビタミン等の栄養不足が起こることが予想され、そのことが認知症発祥のリスク因子であることが知られており、このような栄養からの経路も1つ考えられています。

いずれにしましても、現在社会問題にまでなっています。認知症は少なからず歯と関係があるということは間違いないと思います。

宇都宮市オリオン通りの歯科医

ゆざわや歯科クリニック  院長 鈴木