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スタッフブログ

妊娠と歯周病について。

宇都宮市オリオン通りの歯医者

ゆざわや歯科クリニックです。

 

歯周病や喫煙が妊娠中の赤ちゃんに

大きな影響を与えますのでご注意ください。

 

重度の歯周病を持つ人のお口の中で、

繁殖した歯周病原因菌が血流を介して、

羊水に入り込むと免疫細胞が活性化し

炎症性の生物活性物質が放出されます。

 

この物質が羊膜を破壊するように働いて、

低体重児出産を引き起こすといわれています。

 

また、この生物活性物質の働きによって

プロスタグランディンという物質が活性化すると、

子宮収縮と子宮頚部の拡張を引き起こし、

低体重児出産の原因となります。

 

また、タバコは低体重児出産の

可能性が高くなるだけでなく、

歯周病になりやすくなります。

 

これはタバコに含まれているニコチンが、

白血球の機能を低下させ

歯周病原因を撃退する免疫機能が下がってしますためです。

 

さらに、タバコは血管を収縮させて

血行を悪くするので歯周病の症状である

歯肉の炎症や出血が起こりやすくなり、

歯肉の異変に気付きにくくなってしまいます。

 

また、喫煙を続けている状態で

歯周病を治療しても治りにくいことも、わかっています。

 

宇都宮では、無料の妊婦歯科健診を

受けられるように母子手帳と一緒に

お母さんになられる方に渡しています。

 

妊娠なさった場合は、

妊婦歯科健診を受診してください。