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歯にいいもの悪いもの

宇都宮市オリオン通りの歯医者ゆざわや歯科クリニックです。

2016年に実施された厚生労働省の全国調査によると、残っている歯の平均本数は65~74歳で約21本、75歳以上で約16本とのことで、75歳以上で20本以上残っている方は46%だったそうです。

ところで、歯にいいものとされているものに緑茶があります。緑茶は1リットル当たりフッ素化合物1ミリグラムを含んでいて、北米などで虫歯予防のため水道に添加されるフッ素化合物の濃度と同程度で、他に苦みや渋みの成分であるカテキンも含み、虫歯や歯周病の予防効果があることが実験研究で報告されています。

また、喫煙や受動喫煙は歯周病のリスクとなり、ニコチンが歯周病を引き起こす細菌の繁殖を促す一方、たばこの煙が全身の免疫力を低下させ、歯を支える組織の破壊を助長することで感染しやすくなると考えられています。過去1か月以内に受動喫煙にさらされた経験がある人は全体の約4割に上り、受動喫煙の頻度ごとに歯をすべて失うリスクを計算すると、受動喫煙に毎日さらされた人は、まったくさらされなかった人に比べリスクが1.35倍高かったようです。頻度が高いほど歯の喪失本数が多くなる傾向もみられました。

 

タバコは歯に良くないですし、緑茶はよいいうことでしょうか。(下野新聞参)