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ホワイトニングは痛い?しみる原因・対処法・痛みを防ぐためのポイントを解説

「ホワイトニングって痛いのかな?」
「施術後に歯がしみるって聞いて不安…」
「もし痛くなったらどう対処すればいいの?」
このような疑問はありませんか?
実際、ホワイトニングで痛みやしみを感じる方は一定数います。ホワイトニングの薬剤が歯の色素を分解する際、一時的に外部の刺激が神経に伝わりやすくなるためです。ただ、痛みは適切に対処すれば軽減・予防ができます。
そこで本記事では、ホワイトニングで痛みが出る仕組み、しみてしまったときの対処法、痛い思いをしないための予防策を解説します。

ホワイトニングで痛みが出ることはあるの?

ホワイトニングで痛みを感じるかどうかは個人差があります。まったく痛みを感じない方もいれば、施術中や施術後に「ズキン」とした痛みや「キーン」とした知覚過敏のような症状が出る方もいます。一般的には、痛みを感じたとしても一時的なもので、施術後24時間以内に治まるケースがほとんどです。
歯は「エナメル質」「象牙質」「歯髄(しずい=神経)」という三層構造になっています。エナメル質は体の中でもっとも硬い組織です。その内側にある象牙質には、歯の神経につながる無数の細い管(象牙細管)が通っています。

ホワイトニングで使用する薬剤には過酸化水素が含まれており、歯の内部に浸透して色素を分解します。しかし、この過程でエナメル質の表面が一時的にカルシウムの溶け出す状態になります。すると、象牙細管を通じて外部の刺激が歯の神経に伝わりやすくなり、冷たいものや温かいものがしみるような痛みを感じるのです。
特に、以下のような特徴がある方は痛みが出やすい傾向にあります。

  • もともと知覚過敏がある方
  • エナメル質が薄い方
  • 歯にひび割れがある方
  • 虫歯がある方

しみるような痛みがある時はどう対処する?

ホワイトニングの施術中に痛みやしみを感じたら、オフィスホワイトニングの場合は我慢せずにすぐ歯科医師や歯科衛生士に伝えましょう。状態に合わせて薬剤の塗布時間を短くする、濃度を調整する、知覚過敏を和らげる薬を塗布するといった対応が可能です。
痛みが強い場合には、鎮痛剤の処方や、その日の施術を途中で切り上げて残りを次回に持ち越すといった判断も行います。無理をして最後まで処置を続ける必要はありません。
帰宅後にしみる症状が続く場合は、知覚過敏用の歯磨き粉を使用すると症状の緩和が期待できるでしょう。成分としては、神経の過敏を鎮める「硝酸カリウム」や、歯の表面にある細かな穴を塞ぐ「乳酸アルミニウム」などが含まれているものが有効です。また、食事の際は極端に冷たいものや熱いもの、酸味の強い食べ物を控えることで、歯への刺激を減らせます。
自宅で行うホームホワイトニングの最中に痛みが出た場合は、マウストレーを外して施術を一旦中断してください。通常、ホワイトニングによる一時的なしみや痛みは、24時間から長くても48時間程度で自然と落ち着いていきます。
もし2〜3日以上経っても痛みが引かない場合や、ズキズキとした拍動性の痛みがある場合は、ホワイトニング以外の原因(虫歯の悪化や歯髄炎など)の可能性もあります。自己判断で放置せず、できるだけ早く歯科医院を受診してください。

痛い思いをしないために気をつけること

ホワイトニング中の痛みを予防するには、施術前にお口のトラブルを治しておくことが大切です。
虫歯がある状態でホワイトニングを行うと、そこから薬剤が浸透して激しい痛みを引き起こすおそれがあります。また、歯周病で歯ぐきが腫れていると、薬剤の刺激で炎症が悪化するケースも少なくありません。
歯科医院ではホワイトニングの前に必ず口腔内の検査を行い、施術可能な状態かを判断してくれます。事前のカウンセリングの段階で、歯の悩みや不安をしっかり伝えておきましょう。

もともと冷たいものがしみやすい方は、施術の1〜2週間前から知覚過敏用の歯磨き粉を使い始めるのがおすすめです。あらかじめ歯の表面を保護しておくことで、ホワイトニング時の痛みを軽減できる可能性が高まります。
ホワイトニングの施術中に少しでも痛みを感じたら、遠慮なく歯科医師に伝えてください。「せっかく来たから最後までやりたい」「途中でやめるのは申し訳ない」と思う気持ちはわかりますが、痛みを我慢して施術を続けるメリットはありません。
薬剤の濃度を下げる、照射時間を短くする、次回に施術するなど、痛みを抑えながら白さを目指す方法はいくらでもあります。ホワイトニングは自分に合った方法を歯科医師・歯科衛生士と相談して決めて、無理のないペースで進めていきましょう。

まとめ

ホワイトニングによる痛みやしみは、漂白成分である過酸化水素などの薬剤が歯の内部に浸透する過程で、一時的に刺激が神経に伝わりやすくなることが主な原因です。多くの場合、痛みは一時的で24時間以内に自然と治まります。
もし施術中や施術後に痛みが出た場合は、我慢せずに歯科医師に伝えることや、知覚過敏用の歯磨き粉を使用することで適切に対処可能です。また、痛みを防ぐためには、事前の虫歯治療や口腔内のチェックが必要です。
まずは歯科医院でしっかり検査とカウンセリングを受け、無理のないペースで理想の白い歯を目指していきましょう。

監修者情報

ゆざわや歯科クリニック 院長

YOSHIMASA SUZUKI

略歴

1988年東北歯科大学(現・奥羽大学歯学部)卒業。獨協医科大学歯科口腔外科学教室に入局後、助手や佐野厚生総合病院歯科口腔外科医長、本島総合病院歯科口腔外科への出向などを経て、1993年にゆざわや歯科クリニックを開設。大学病院および総合病院で培った口腔外科の経験を活かし、地域に根差した歯科医療を提供しています。

専門分野

一般歯科/口腔外科/審美歯科/ホワイトニング/レーザー治療/予防歯科

所属学会・グループ

日本歯科医師会/日本歯科審美学会/トータルエステティックリサーチセンター/アメリカレーザー歯科学会 会員・認定医/日本アンチエイジング歯科学会 認定医・ホワイトニング講師

診療方針

患者様一人ひとりのお話を丁寧に伺い、お口の状態をしっかりと把握したうえで、できる限り痛みの少ない治療と質の高い診療を心がけています。不安や疑問を解消し、安心して治療を受けていただけるよう、わかりやすい説明と誠実な対応を大切にしています。

患者様へのメッセージ

歯科医院は「できれば通いたくない」と感じる方も多い場所ですが、その不安を少しでも和らげられるよう、患者様に寄り添った診療を大切にしています。お口のお悩みは小さなことでも構いません。メールやお電話、ご来院でのご相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。これからも地域の皆様に信頼され、安心して通っていただける歯科医院を目指してまいります。